Aloha🌺
ハワイ駐在中のこばやん家です^^
この記事では当時2歳次女の大ケガでER(救急治療室)に駆け込んだ時のことを書きます。
予期せぬ事故や怪我が起きた時この記事のことを思い出して、少しでも冷静に対応できますように🙏
このブログにはケガの描写がありますので、苦手な方はご遠慮ください。
それは突然起きた…
子供は大人が予期せぬ行動をすることがよくありますよね。
「そんなところに登る?!」「そこで急に走る?!」などなど…
我が家の2歳の次女もだいぶやんちゃで、ソファに突進したり階段をズルズルと滑り降りたりとハラハラさせられることがたくさんあります。
事故が起きた日は、ちょうど近所のお友達の家で水遊びをする日でした。時間になったから家を出ようとドアを閉めたその時、
「いたい〜(泣)」
と泣く次女の声が!「え?!」と思ってドアのちょうつがいが付いているところを見ると、右手の薬指と小指をドアに挟んでいる次女がいました。
慌ててドアを開けましたが、ちょうど爪の根本辺りをドアに挟んでしまったようで薬指と小指の爪が根本から全て剥がれてしまっていました。
爪が剥がれる光景を初めて見た私はもうパニック状態です。
どうしよう、どうしよう!
爪が剥がれたにも関わらず出血はほとんどなく、とにかく剥がれた爪と一緒に絆創膏を指に巻きました。(ほとんど爪は剥がれていたけど、これは一緒に病院に持って行かないといけないと咄嗟に思いました。)
主人に電話をし、「近くのUrgent Care(アージェントケア)に連れていって。今外に出てるからどうしようもできない」と言われました。
幸い近所のUrgent Careはハワイに引っ越してきてすぐに「なんかあったらここね〜」と場所を教えてもらっていたので、場所を探すことなくすぐに向かいました。
Urgent Careで言われた衝撃のひと言
車で5分くらいのところにUrgent Careがあるので動揺する心をなんとか平常に保ち、安全運転で向かいました。
でもUrgent Careに行ってもこの状況を自分で英語で伝えられる気がしない!そう思ったので、Google翻訳を利用してあらかじめ翻訳しておくことにしました。
- どんな状況で
- どういうケガなのか
これを簡潔に伝えられればいいと思ったので、
娘がドアに指を挟んでしまい、薬指と小指の爪が根本から完全に剥がれてしまった。
これを翻訳して受付に向かいました。
幸い受け付けは空いていたのですぐにスマホで翻訳したものをお姉さんに見せて状況を伝えました。
「待ってて」と言われ、おそらくドクターに診療できるか確認しに行き、戻ってきて衝撃の一言を言われました。
「この怪我はここでは処置できない。ER(Emergency Room:救急治療室)に行ってください」
ええええええええ?!エマージェンシー?!?!
Urgent Careに駆け込んで「やっと次女を痛みから解放してあげられる」と安堵していたので、違うところに行ってくださいと言われて再び動揺しました。しかもEmergency Roomはどこにあるか全然わかりません。
「どこのEmergencyに行けばいいの?どこにあるの?」と尋ねると、「ここに行ってください」と丁寧にGoogleマップをコピーしたものを渡してくれました。
ここでどうにかしてほしいという食い下がりたい気持ちもありましたが、それを英語で伝えられるかわからないし時間も無駄だと思ったので言われたEmergency Roomに向かうことにしました。
でも待てよ…
確かEmergency Roomに行くとめちゃくちゃ高額請求されるんだよな…?ハワイに引っ越してきて車やら家具やらを買ってかなりお金を使ってしまっていたので「治療費を払えるのか?」という心配が一瞬頭をよぎりました。
でも後ろの席で「いたい、いたい」と泣く次女を病院に連れて行かないわけにも行かないし、怪我したところからばい菌が入って感染症でも起こしたら大変です。
高額請求されても耐えられるよう、日本の預金から引き落とされるクレジットカードを取りに一旦自宅に戻り、すぐに指示されたEmergency Roomに向かいました。
Emergency Roomに到着
自宅から車で10分くらいのところに紹介されたEmergency Roomはありました。
Urgent Careに行った時に見せた、
娘がドアに指を挟んでしまい、薬指と小指の爪が根本から完全に剥がれてしまった。
この英訳文をすぐに出せるように再び準備して受付に行きました。
受付〜問診
まずは受付の人に状況を伝え、保険のカードを渡して待っているとすぐに呼ばれました。
身長・体重・酸素濃度・アレルギーの有無・手術歴・ワクチン接種状況などを一通り聞かれ、処置室に通されました。確かそこで「通訳が必要かどうか?」と聞かれたので「必要です」と答えました。
現役医師による日本語翻訳サービスを利用
私のように英語がそこまで話せない人にとって、このような緊急事態しかも怪我をして病院に運ばれるというとんでもない状況では、相手の英語を100%理解してそれに対して質問をすることはかなり難しいです。
医療用語なんて普段の生活では全く使わないので、英会話に不安がある私は翻訳機を片手に先生と話をしようとスマホを握りしめていました。
しかしiPadが処置室に運ばれてきて、あれよあれよと言う間に画面に日本人の方が現れました。その方は医師免許を持つ通訳の方でした。
「私がこれから処置の内容や先生がお話しされることを通訳いたします」
こう声をかけていただき、
これで100%先生の話を理解でき、私の意見も100%理解してもらうことができる。
と、心底ホッとしました。
処置の開始
担当の先生が娘の指のケガの状況を確認し、まずは消毒をするということで消毒液をバーーっと患部にかけていきました。
その後一旦先生は退室され、しばらくして戻ってくるとこれからの治療の方針を説明してくれました。
(素人のうろ覚えです。実際に言われたことと誤りがあるかもしれません)
新しい爪が生えてくることを期待して、剥がれた爪を縫い付けます。なのでこれからお子さんの指に麻酔をかけます。ですが麻酔をかけることで強い痛みがありますので、それを避けるために塗る麻酔薬を使います。
そう言われるとジェルのようなものを指に塗られ、その上からフィルムをかけるとまた先生は退室されました。
そうこうしていると夫のが処置室に登場!夫が現れてから事務の方が保険の説明に来たのでナイスタイミングでした。
どの保険を使う?海外旅行保険か、現地の医療保険か
ジェル状の麻酔を塗って麻酔を効かせている間に、事務の方が保険の説明や手続きについて説明しに来ました。
「ああ、そうだ。治療費を払わないといけないんだった…」
ここまでの状況があまりにも非日常的だったので、治療費の話になって一気に現実に引き戻されていきました。
まず夫が事務の方に、夫の会社の方でかけてもらっている『海外旅行者保険』のコピーを渡して、この保険で今回の治療費をカバーしてくれと言いました。
こちらの海外旅行者保険はカバーされる金額も大きかったので、現地の医療保険を使うよりも手出し額が少なくて済むのではと思っていました。
しかし、受付の方は「君たちは旅行者ではなくハワイの居住者だね?この海外旅行者保険には君たちの住所が乗っていないから使えないよ」と言われました。
なにーーーーー!😳
続けて事務の方は、「来院した時にもらった保険(現地の医療保険)を使うね」と。ここは仕方ないので、現地の医療保険を使うことにしました。
処置の再開
指に塗られている麻酔が効いてきた頃先生が再び現れて、同時にiPadの通訳さんにも再度同席してもらい、剥がれた爪を縫う手術が始まりました。
あまり手術内容は詳しくは書けませんが、私はただただ泣く我が子を抑えてつけて必死に励ますことしかできませんでした…
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手術が終わってから看護師さんが処置室にやってきました。
手術をした娘の指に市販の絆創膏を貼って(医療用のちゃんとしたものではなく、本当に普通の絆創膏。これにはびっくり)処置は完了しました。
再びiPadの通訳さんが登場し、看護師さんの説明や私の疑問点を細かく翻訳してくれました。内容としては、
- 処方される薬の説明(2種類)
- 熱が出たり状況が急変したとにの対処方法
- その後抜糸をしてくれる小児科医の探し方:リファーラルラインに電話をかける(ERは基本的に救急処置のみ)
特に10日後に抜糸をしなくてはならないので、その抜糸をしてくれる小児科医を探すのが大変そうだなと思いました。
説明を全て聞き終えたら処置は全て終わりです。
ドキドキの会計
処置が終わったので「帰っていいよ」と言われ、出口に向かいました。
「あれ?会計は?どこでするんだろう…」と思っていると出口に向かう途中に受付を発見👀
さっき処置室に保険の話をしにきてくれた方もいて、じゃあお大事に🖐️という感じで手を振られ、
「え、会計は?」
と思わず尋ねました。
他の事務員さんと確認し、「支払いはないよ!お大事にね!」と言われ、「えー?全額保険でカバーされたの?ありがたや…」と保険に感謝してERを去りました。
帰宅後夫にも「支払いは無かったよ。」と報告し、保険で全額カバーされたのかなー?でも支払いないって言われたよな…
なんて、アメリカの保険の手厚さにカンゲキー🤩なんて思っていました。
その後の処置をする小児科医探し
ER(Emergency Room)はあくまでも緊急の処置をする場所であるので、そのまま入院という場合を除けば処置が終われば帰宅します。
今回は入院するほどの怪我ではなかったので、処置が終了したら帰宅しました。
しかし傷を縫っているのでゆくゆくは抜糸をしてもらわないといけません。病院からは、「リファーラルラインに電話して、処置してもらえる小児科医を紹介してもらってください」と指示を受けました。
リファーラルラインとは、住んでいる近くの専門医を紹介してくれるサービスです。専用の電話番号にかけて自宅住所から近いところを紹介してくれます。
すでにかかりつけの小児科医がいる場合はそこにまずは電話をしてその後の対応をしてくれるか尋ねてもいいと思います。今回はまだかかりつけ医がいない状況だったので、とりあえずリファーラルラインに電話をしました。
リファーラルラインに電話すると、住んでいるところから割と近い3つの小児科医を紹介されました。
なんとなく日系の先生がいいなと思ったので、苗字が日本人ぽい先生のオフィスに電話をしました。しかし、新規の患者は12月まで取っていないと言われ断られました。
2件目にかけた小児科医院に予約を取ることができたので、ホッと一安心です。
無事に抜糸
手術から10日後に、予約をしていた小児科医を訪ねました。子供にも親にもとても優しい先生で、日本にも関心がある方で安心しました。
抜糸もしていただき、被せていた爪の下には新しい爪が少し生えてきていて「少し経てば爪が生え変わるから心配ないよ」と言われ、非常にホッとしました。
この10日の間、実はいろんなことを考えていて、
もし爪が生えてこないのなら日本に帰国して手術なり何なりしないといけないな。
そうなると、せっかく長女がアメリカの学校に慣れて生きているのまた転校させることになるのか…
でもアメリカの医療費は高いから、今後手術が必要になるのならやっぱり日本に帰る方が安心だよな…
こんなことをぐるぐると考えていました。でも、今後は特に処置もする必要はないから大丈夫だよと言われて「あ〜よかった」と安心しました。
抜糸をしてもらった小児科の先生と話していると、
「なんで取れた爪を被せて縫ったのか理解できない。とれた爪がくっ付くとでも思ったのか?これは必要のない処置だったと思うよ」
と、ERの対応に疑問を示していました。
「え〜、そんなことあるのかよ…まさか処置費用目当てで縫ったのか?!」なんてことも考えましたが、もう終わったことなのでとやかく言っても仕方ありません。
「そうなんだ〜」と言ってその場はサラッと流しておきました。
また、その先生に「こども専門のERがあるし、そっちの方が子供への対応は明らかにいいからそっちにいきな〜」と言われました。
まだハワイにきて日も浅かったし、そもそもこども専門のERがあることすらも知らなかったので今後何かあった時のために(もう何もありませんように🙏)病院の名前を聞いておきました。
忘れた頃にアレがきた…
抜糸も済んでしばらく経った頃、私宛に封書が届きました。私宛に郵便物が来るのは珍しいことなのですが、封筒にERでかかった病院の名前がありました。
ついにきた!
そう、ERからの請求書です。
恐る恐る中身を確認してみると、Emergency RoomのChargeがなんと
$5,100!!
おいおいおい!いくらなんでも高すぎるでしょ!
そのうち大部分は医療保険によってカバーされていたので手出しは250ドルほどとだいぶ抑えられましたが、その医療費の高さに震えました。
アメリカの医療費は高い高いと聞いていましたがその高額っぷりを目の当たりにし、「アメリカにいる間は健康でいなければ」と強く誓いました。
オンラインでの支払いができたのでその日のうちに支払いを済ませ、これでスッキリした〜と思っていた数週間後またもや私宛も書類が…
中身を確認してみると、今度は処置をしてくれたドクターへの支払い!なんじゃこりゃ!
これはアメリカあるあるらしく、大きな病院(ERなど)で処置をした場合、病院と処置をしてくれだドクターへの支払いは別になることがあるそうです。
こちらもありがたいことに医療保険でだいぶカバーされていて40ドルほどの支払いでした。でも日本にいたらこんなにはかかっていないはずです。日本の医療保険制度の手厚さを痛感しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供(大人もそうですが)の怪我は本当に突然にやってきます。
そのための備えとしてできることは、
近所のUrgent Care、Emergency Roomの場所を把握しておく
これが大切だと思います。
ですが本当に緊急の時は迷わず911に電話した方が良いですね!



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